【やり投】北口榛花選手の魅力

ねこさんの記事

こんにちは!ねこさんです!
8月に行われたパリオリンピック女子やり投の金メダルに輝いた北口榛花さん北海道旭川市出身ということで北海道にもゆかりのある選手ですが、個人的に北口スマイルがツボで、ここ数年はずっと応援している選手です♪
今回はやり投とはどんな種目なのか?ということも含めて、北口選手の魅力に迫りたいと思います!
ぜひご覧ください♪

陸上競技やり投

陸上競技のやり投は、助走をつけて槍を遠くに投げる競技です。
選手は片手で槍を持って助走路を走り、槍を持った手に助走の勢いを伝えて槍を投げます。
ハンマー投げのような回転投げはできません。助走の長さは助走路内であれば好きに決めていいのですが、投げた際に勢い余ってラインを越えてしまうと失敗(ファール)となります。また槍が着地する前に助走ラインを越えてしまった場合もファールとなります。
助走路の幅は4メートルなので、槍を持って助走をつけるとなると結構狭く感じるかもしれませんね。6回投げたうち、一番遠くに投げたものが記録となります。

槍を投げるフィールドも細かく規定されていて、投てきラインの手前から28.96度の扇形のラインの中に投げなればなりません。砲丸投げやハンマー投げは34.92度のライン内という決まりなので、やり投げは意外と狭いフィールドに投げないといけないことが分かりますね。
投げた槍の着地の仕方も規定があり、槍の頭部から着地したもののみが記録となります。槍全体がフラットに着地したり、槍後部が先に着地したものはファールとなります。

月陸ちゃんねる

驚くべきは、槍の取り扱いです。なんと、競技で使う槍は原則競技主催者が用意することとなっていて、許可を得て選手が個人で持ち込んだ槍も、自分だけでなくほかの選手が使うことを想定して誰でも使える状態で持ち込むそうなんですね。自分専用の槍というものはなく、北口選手の話によると、用意されている槍の中で好みの槍を勝手に使う感じなんだとか笑
もちろん競技に使われる槍の長さや重さには厳格な規定があるので、規定をクリアしたものしか使用できないようになっているのですが、アスリートは自分専用の道具を使うイメージがあるので、会場に用意されている槍をその場で選んで使うというのは驚きですよね。
それだけ槍ではなくフォームの方に重要性がある競技なのかなとも思います。
練習の基本動画などを見ると鍛錬のたまものというか、槍に確実にエネルギーを伝えて投げられるようになるまで努力が必要な競技だと感じました。

北口榛花選手の強さ

北口選手は、実は幼少期からスポーツに長けていたそうで、学生時代は水泳バドミントンで成績を残していました。高校に入学して陸上を始め、やり投を始めてわずか2か月北海道大会を制覇。高校2年生の時には全国高等学校総合体育大会陸上競技大会で優勝しました。
その後も国内・国外の大会で優勝するなど活躍を見せますが、なんと長らくコーチがいなかったそうなんです笑
指導者を求めてやり投大国チェコに渡り、女子には難しいと言われている、体をひねって遠心力を加えるチェコ流の投げ方を習得。当時の日本記録を更新するほどに成長しましたが、オリンピック初出場となった東京五輪では、コンディションを調整しきれず結果を残すことができませんでした。
その後は柔軟性を意識した体づくりに重点を置き、体づくりを一から見直したと言います。その成果が2022年ころから現れ始め、この年のダイヤモンドリーグ第7戦で日本人初優勝を果たします。

ダイヤモンドリーグとはワールドアスレティックス(旧国際陸連)が主催する、全14戦の陸上競技大会からなる陸上競技最高峰リーグ戦のこと。2010年に新設されたリーグ戦で、各大会ごとに上位者に賞金が授与される。

2023年は世界陸上ダイヤモンドリーグファイナルともに優勝し、パリオリンピック出場に内定します。

テレ東スポーツ 背後からの映像で見るとフォームが本当にきれいです!

2024年のパリオリンピックでは、1投目で65m80をマークし、ライバルが一度も北口選手の記録を超えることができずに、完全優勝となりました!
パリオリンピック本番3日前まで調整にしっくりこなかったということでしたが、そんな気配は全く感じられなかった投てきでしたね♪
オリンピック後のダイヤモンドリーグファイナルでは66m13をマークして優勝しました。

ご本人は、シーズンの始まりに調子が上がらずに不安が多かったそうですが、逆転優勝がトレードマークになるほど粘り強い精神力が生んだ優勝と言えそうですね。インタビューの記事などを読んでいると、日本に指導者がいないことや、やり投の認知度など、早くからご自身が置かれている環境を理解して、頂点をとるためにどう動いたらいいのか、を冷静に判断されている印象です。
やり投大国に単身挑んで、学んで、身についたものを、日本ではどうか、どう動くべきかなど、とてもよく自己分析されて先のこと考えていらっしゃるので、自分に合った努力を見極めてコツコツ続けていらっしゃったんだなと感じました。
またテレビに映るインタビューの様子を見ていると、こちらまでニコニコしてしまうくらい本当にずっと笑っていらっしゃるので、いい意味でマイペースというか、自分がリラックスできる環境を作るのがお上手な方なんだなと感じます。

TEAM JAPAN

北口榛花選手は現在26歳。まだまだ競技できる年齢だと思いますので、たくさん記録を伸ばして、夢の70mを達成してほしいですね♪
10月13日には地元旭川で凱旋パレードがあるので、その様子もたのしみにしつつ、これからも北海道の星として北口選手をたくさん応援していきたいと思います!!

おまけ

北口選手といえば、個人的に食べ物関連のお話が好きなんですよね♡

パリオリンピックでは、姿勢を調整しながらカステラをほおばる姿がキャッチされて話題になっていましたが、お父様がパティシエをされていて、カステラや大福などが大好きなんだとか。(カステラはゲン担ぎで食べているそうですが、お父様のカステラではないようです笑)
他にも、日本に帰国して食べたいものを聞かれたときにラーメンジンギスカンなど、道産子全開の料理をあげられていて、何ともほんわかしました~♪北口選手のもぐもぐタイムも含めて、注目していきたいと思います♪

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