子どもの感染症の中でも、特に重症化しやすく注意が必要なのがインフルエンザです。
我が家も2024年に家族で罹患し、その症状の重さや回復までの大変さを経験したことで、特に警戒している感染症のひとつになりました。
そして2026年。
今年もまた、インフルエンザが我が家に襲来しました。
今回は、感染したてほやほやのテンションで、発症からの経過や症状、看病の様子などを記録として残していこうと思います。
同じようにお子さんの看病をされている方や、これから流行シーズンを迎えるにあたって気になっている方の参考になれば幸いです。
※私は医療従事者ではありません。この記事は一個人の体験談・情報共有としてご覧ください。気になる症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。
インフルエンザとは|全身症状が特徴の感染症
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる感染症です。
通常の風邪と比べて、高熱が出やすく、頭痛や関節痛、倦怠感などの全身症状が強く表れるのが特徴です。
インフルエンザの症状や特徴についてはこちらの記事でまとめています。
子どもの場合は、高熱による熱性せん妄(異常行動)や、まれにインフルエンザ脳症を発症することがあるため注意が必要です。
熱性せん妄(異常行動)
熱性せん妄とは、高熱によって一時的に意識が混乱した状態のことです。
- 急に意味不明なことを言う
- 「虫がいる!」など幻覚のような訴えをする
- 泣き叫ぶ
- 家の外に飛び出そうとする
このような症状が見られることがあります。
熱性せん妄そのものは一過性で回復することが多いものの、転落や飛び出しなどの事故につながる可能性があるため、保護者による見守りが大切です。
抗インフルエンザ薬との関連
抗インフルエンザ薬「タミフル」が使われ始めた頃、異常行動との関連が指摘されたことがありました。
しかし現在では、抗インフルエンザ薬と異常行動の因果関係は明確には証明されておらず、高熱そのものが影響している可能性が高いと考えられています。
薬の服用については自己判断で中止せず、医師の指示に従って治療を進めましょう。
インフルエンザ脳症
インフルエンザ脳症は、熱性せん妄とは異なる重い合併症です。
- 意識障害
- けいれん
- 呼びかけへの反応低下
- 異常行動
- 昏睡
などの症状が見られ、重症化すると後遺症が残ったり、命に関わったりすることがあります。
発症するケースはまれですが、異常な言動やけいれん、呼びかけへの反応が鈍いなどの症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
我が家の実例|今年は腹痛・頭痛からスタート
最初に症状が出た長女は、腹痛と頭痛からのスタートでした。
前日までは普段どおり元気に過ごしていましたが、朝起きると「頭が痛い。お腹も痛い」と訴えました。
熱を測ると37.3℃。
平熱は36℃台なので、この時点で何らかの感染症を疑いました。
その後すぐに38℃台まで上昇しましたが、ぐったりしている様子はなく、まずは市販の子供用風邪薬を飲ませて、頭痛を和らげることにしました。
解熱鎮痛剤の選び方に注意
インフルエンザが疑われる場合、解熱鎮痛剤には注意が必要です。
イブプロフェンなど一部の解熱鎮痛剤は、インフルエンザとの関連が指摘されることがあるため、子どもの発熱時にはアセトアミノフェンが推奨されています。
風邪症状がありインフルエンザの可能性がある場合は、自己判断せず薬剤師や医師に確認しましょう。
解熱剤が効いたのか、頭痛は落ち着き、熱も37℃台まで下がりました。
これまでの経験では、インフルエンザの熱は解熱剤だけではなかなか下がらない印象があったため、この時点では「インフルエンザではなさそう」という感覚でした。
ただ、周囲ではインフルエンザが流行していたため、症状が比較的落ち着いているうちに小児科を受診することにしました。
ドクターも「インフルエンザっぽくは見えないけど、流行っているので検査はしておきましょう」との判断。
検査をすると、「うっすら陽性」でした。
今年の抗インフル薬は吸入タイプ
これまで抗インフルエンザ薬といえば、我が家ではタミフルのイメージでした。
しかし今回は、初めて吸入タイプの「イナビル」が処方されました。
吸入器を使い、薬を何回かに分けて吸い込んだあと2秒ほど息を止める、という手順を繰り返して服用します。
長女もしっかり吸入することができました。
子どものインフルエンザ治療ではタミフルしか経験がなかったため、
- 結構前から使われている薬なんですか?
- 副作用はありますか?
など、つい色々と質問してしまいました笑
このイナビルは、一度吸入すると約10日間効果が持続する薬とのことで、服用が1回で終わるのは親としてもとても助かるポイントでした。
予防的服用もある抗インフルエンザ薬
今回、長女の検査結果を待っている間、医師から次のような説明がありました。
保険適用外のため自費になりますが、予防目的で抗インフルエンザ薬を服用する方法もあります。検査で陰性になっても、検査のタイミングによっては感染している場合がありますので、結果を見て検討してみてください。
私はインフルエンザの薬に予防的な使い方があることを知らなかったので、少し驚きました。
実際、しょーちゃんもこのあとインフルエンザに感染したと思われる症状が出ました。
検査では陰性だったものの、長女がインフルエンザ陽性だったことや症状の経過から、医師の判断で同じイナビルが処方されています。
今回の受診で、
「抗インフルエンザ薬には治療だけでなく予防的な使い方もあるんだな」
と知った出来事でした。
発症から1日~2日が症状のピーク
今回長女は、まだ熱が上がり切っていない段階で受診することができました。
検査キットも「うっすら陽性」という程度で、比較的早い段階から抗インフルエンザ薬を使用できたことになります。
しかし、ウイルスの威力はやはり侮れません。
受診から2日目には39.6℃まで発熱し、寝ている時間も増えました。
食事や水分はある程度取れていたものの、高熱が続く様子を見ていると、本当に心配になります。
起き抜けは熱性せん妄に注意!
今回長女には、眠って起きた直後に支離滅裂なことを話し始める熱性せん妄の症状が見られました。
ひどいときには、
- 「誰かいる……」
- 自分の名前が言えない
といった状態になり、久しぶりに私自身も緊張しました。
背中をさすりながら、
「今はインフルエンザで熱が出ているんだよ」
「お母さんの顔を見て」
「指何本に見える?」
などと声をかけ続けると、10分ほどで意識ははっきりしていきました。
子どもは脳の発達段階にあるため、夢と現実の境目が曖昧になることがあります。
そのため高熱が出ると、一時的な意識の混乱が生じやすく、熱性せん妄の症状が現れることがあるそうです。
我が家では2024年のインフルエンザ感染時にも、次女に熱性せん妄が見られました。
その時は、寝ていたはずの次女が突然立ち上がり、歩き出そうとし、止めると泣き叫ぶ状態になりました。
なお、このとき次女はタミフル服用前でした。
今回の長女もタミフルではなくイナビルを使用しています。
実際に経験してみると、抗インフルエンザ薬の影響というよりも、インフルエンザそのものによって熱性せん妄が起こる怖さを感じます。
子どもは一階で看病、目を離さない
我が家では、子どもが体調不良のときは、基本的に付き添って看病しています。
今回改めて感じたのは、熱性せん妄の危険がある場合は特に、子どもを一人にしないことの大切さです。
もし2階で寝かせていたら、夜中に突然起き出して階段から転落してしまう可能性もあったかもしれません。
実際に熱性せん妄では、本人に自覚のないまま歩き回ったり外へ出ようとしたりするケースもあります。
インフルエンザで高熱が出ている間は、
- 目を離さない
- 玄関や窓の施錠を確認する
- 転倒リスクのある場所を避ける
といった対策を意識すると安心です。
今後も注意が必要なインフルエンザ
今回長女は、幸いにも少量ずつ食事や水分を摂ることができていました。
解熱剤を使う場面もありましたが、発症から3日目には解熱し、4日目にはほぼ普段どおりの生活に戻ることができました。
北海道では今、季節外れともいえるインフルエンザの流行が見られています。
インフルエンザは型が違えば繰り返し感染する可能性がある感染症です。
また、
一度感染した後であっても、ワクチンによる重症化予防効果は期待できます。
感染を完全に防ぐことは難しくても、手洗いや十分な休養、必要に応じたワクチン接種などを行いながら、これから迎える冬本番を乗り切りたいですね。
おまけ|母アドレナリンがインフルを凌駕する
今回元々風邪症状があった私が、長女の看病をみっちり担当しました。
喉の痛みや鼻症状は続いているものの、なぜかインフルエンザらしい症状は出ず…笑
その代わり、長女と距離をとっていたはずのしょーちゃんがインフルエンザ(みなし)になりました笑
さらに、その潜伏期間中はしょーちゃんが次女と一緒に過ごしていたので、我が家の戦いはまだ終わっていません。
次女の発症にも備えながら、引き続き警戒中です。
・・・私は?( ゚Д゚)ポカーン
看病中は気が張っているからなのか、それとも母親アドレナリンという未知の力なのか。
しょーちゃんが解熱したタイミングで、私も発熱しましたが、37℃台で済み、眠っている間に発汗して1日で復活笑
結局市販薬で乗り切っているので、これからも「母は強し」で家族を支えていきたいと思います。


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