我が家のラン活の実体験を以前の記事でご紹介しましたが…
なんと。
長女、入学してわずか１か月半でランドセルをやめてしまいました～！！！
「えっ、もう！？」と親ですら驚いた事態でしたが、今回はその経緯を振り返りつつ、ランドセルを買ったものの早々に使わなくなるケースもあるんだ、という実例をお届けします。
これからラン活を迎える方のご参考になれば幸いです。
ランドセル重たすぎ問題
我が家の長女が選んだのはかるスポランドセル。本体重量は脅威の970ｇという軽さです。
しかし…小学校の不思議。時間割はしっかり通知されるのに、使わない教科のノートや教科書まで持参させられるのです。家庭学習では一度も開かないのに、毎日持ち帰ることになるのは正直疑問ですよね。
さらに水筒やノートパソコンも加わり、背中の荷物は常に７㎏超え。
小さな体で一生懸命背負って登校する姿を見ると、「重すぎない？」と感じざるを得ません。実際にランドセル症候群と呼ばれる健康被害が生まれるのも納得です。
ランドセル症候群とは
ランドセルが重すぎて、子どもが心身に負担を感じる状態になること。肩こりや腰痛、背中の痛みといった身体的影響のほか、学校に行くのが憂鬱になる、イライラしやすくなるなどの精神的影響が出ることもある。小さな体に合わないサイズや設計、重さになるため、大人換算だと毎日10㎏以上のリュックを背負う感覚に近い。
加えて、革製ランドセル特有の「丈夫さ」が、１年生には本当に扱いづらいようです。机にかけるのも一苦労、肩の部分は硬くて痛くなり、金具で家具や人を傷つけることもあります。
水筒が漏れたり雨でぬれたりすると乾きにくく、汚れや傷も目立ちやすいのです。
ここまで書くと、もはや「反ランドセル派？」と思われそうですが…笑
私は個人的に、本人の希望もあり「周囲から浮かないため」に背負わせていたのが正直なところ。「早くリュックにしたいって言い出さないかな…」「いっそキャリーケースで登校してくれないかな…」と密かに考えていたくらいです。
きっかけは学校行事
きっかけは１年生で開催された学校行事でした。土曜登校日だったのですが、なんと「リュック指定」だったのです…。
もうなおさら、「小学生はランドセルでなければ」風潮やめませんかと言いたい…。
実際あとから分かったのですが、学外授業や行事の際はすべてリュック指定。普段はランドセルなのに、イベント時だけリュックという何とも不思議な風潮です。学童保育に通っている子は、夏休み中ずっとリュックでした。
そこで、行事用として大人サイズのナイロン製リュックを購入しました。重量はわずか410g。肩の部分も柔らかく、収納ポケットが多いので整理もしやすく、使い勝手は抜群です。
最初は行事の時だけ使う予定でしたが、私が「パソコン入れたりして重たいときはリュックで行ってもいいよ」と伝えると、長女は「わかった！」と即答。翌日からリュックで登校し始め、その後の３日でランドセルに戻す気はなくなったようです笑
お友達の反応
長女のクラスにはリュックで登校している子はおらず、上の学年でもランドセルが主流でした。
小1だと悪意がなくても「なんでランドセルじゃないの？」「ランドセルじゃなきゃダメなんだよ」といった言葉を投げかけられることがあります。そこで事前に「どう答える？」という練習をしました。
長女自身も「ランドセル重いからリュックにしたよ」「新しいし、リュックにしたい気分だったから」と言おうかなと考えていて、先生にも事情を説明し「もしネガティブな反応が強ければフォローをお願いします」とお願いして送り出しました。
数日は「今日もランドセルじゃないの？」と友達に聞かれることもありましたが、長女は「いいでしょーかわいいからこっちにした」とさらっと返していたようです笑
そのうち学校でも「かわいいね」「私もリュックにしたいな」とポジティブな言葉をもらうようになり、今ではランドセルが存在しなかったかのように、毎日リュックで登校しています笑
親心とたくましい長女
「早くリュックにしてほしいな」と思いつつも、やはり周囲の目や言葉が気になり、体に負担のかかるランドセルを背負わせ続けることになるのでは…と複雑な心配をしていた私。ところが、長女は親が思っていた以上に自分を持っていました。
入学前や入学直後は「仲間外れになりたくないからみんなと同じがいい」とランドセルにこだわっていた印象でしたが、いざ自分でリュックを選ぶと、その決断をしっかりやり通す芯の強さを見せてくれました。
毎朝同じ通学ルートを歩く子どもたちの背中を見送りながら、「ランドセルを買ってもらえなかった子に見えないかな…？」と少し不安になるのは結局親だけ笑
長女はそんな心配をよそに、たくましく毎日リュックを背負って登校しています。
学校指定ではないランドセル
小学生といえばランドセル。ピカピカのランドセルは、「小学校に入学した」という象徴であり、我が子の成長を感じさせるアイテムでもあります。
しかし近年は、ブランド争奪戦や華美な装飾が目立ち、さらに子どもが背負うことになる重さを考えると、「リュックの方が良いのでは…？」と思わずにはいられません。
そもそも学校から指定されるわけではないのに、なぜか「ランドセルを準備しなければ」という固定観念にとらわれがちです。
だからこそ今一度立ち止まり、「本当にランドセルである必要があるのか？」「６年間しっかり背負い続けられるのか？」という視点から、検討してみてもいいのかもしれません。
おまけ
長女にランドセルを買ったり、新しい筆記用具を揃えてあげたりする度、うらやましそうにする次女。
「あなたの時にもちゃんと全部買ってあげるよ」と伝えています。
なんでも姉とお揃いにしたがる次女ですが、このままいくと入学前から「リュックが良い！」と言い出すのでは…？と感じています笑
その時はその時。次女がどんな選択をするのかを楽しみに、成長を見守りたいと思います。
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