主婦が紐解くデジタル社会①
私が愛用している日本通信SIM。
メディア露出は少ないのに、SNSではなぜか圧倒的な支持を集めている通信会社です。
徹底的に無駄を省いた”合理のかたまり”みたいなプランが魅力的で、私には相性が良すぎる通信会社なんですが…
実はMVNOの第一人者であり、さらに日本で唯一の「認定電子証明書」発行事業者という、超ハイスペ企業だとご存じでしょうか。
そんな日本通信が、noteで “業界の第一人者らしい” デジタル社会の今とこれからを詳細に綴った連載をされているんですよ。
しかし、これがめちゃくちゃ難しい。
技術で勝負してきた企業らしい、技術純度100%な内容…( ;∀;)
これからの社会にとってものすんごく大切な話をしてくださっているのに、一般人には全然頭に入ってこないんです…( ;∀;)笑
ということでこのシリーズでは、曲がりなりにもデジタルをかじっている”デジタル音痴の主婦”である私が(超不安)、日本通信のnote連載を一般ユーザー視点で読み解いていきます。
- 「このワード見たことあるけど、実はよく知らない」
- 「日本通信ってどんな企業?何をしようとしているの?」
そんな部分が気になる方はぜひお付き合いください。
そして、日本通信のnote連載は、これからの時代に必要な視点がぎゅっと詰まっているので、ぜひ本編も読んでみてくださいね。
今回のテーマは、日本通信のnoteでも繰り返し登場するマイナンバーカード。
実はこのカードこそ、デジタル社会の未来に深く関わる “鍵” だったんです。
デジタル社会に深く関わってくるマイナンバーカード
今回のテーマである「マイナンバーカード」。
「え?デジタル社会を読み解くのに、まずマイナンバーカードなの?」
そう思う方もいると思います。
正直、私もマイナンバーカードを使っているけれど、なぜ使っているかは実はよくわかっていなかったんです笑
でも実は、マイナンバーカードこそが
日本が“日常生活をデジタル社会に移行させるための国家プロジェクト”のひとつだったのではないか―――
日本通信のnote連載を読むと、そんな風に考えることができました。
日本通信のnote連載でも、マイナンバーカードのしくみについては何度も触れられているんです。
だからまずは、
「マイナンバーカードにはどんな機能があるの?」
というところから、一緒に見ていきましょう。
マイナカードは番号確認・身分証・電子証明書の機能を搭載
マイナンバーカードは、表面に顔写真と、氏名・生年月日・性別・住所が表記されていて、顔写真付きの物理的な身分証として使うことができます。
裏面にはマイナンバー(個人番号)が記載されていて、自分の番号を確認することができます。
番号自体はただの識別番号|情報は入っていない
マイナンバーは、住民票を持つ人に割り当てられた12桁の”識別番号”です。
(マイナンバー制度の詳細は、別記事にまとめたいと思いますので、今回は軽く触れます。)
番号そのものに個人情報は入っておらず、各機関が 必要な場面で、本人の同意のもと 情報を照会する仕組みになっています。
(マイナ保険証の同意画面など)
そして、デジタル社会で重要なのは番号そのものではなく、
マイナンバーカードに搭載されている「電子証明書」の方なんです。
電子証明書はデジタルの本人確認ができる機能
電子証明書は、オンライン手続きで「この人が本人です」と証明するためのデジタルの鍵です。
格安SIMの契約やネット銀行の口座開設など、スマホで完結する本人確認に使われます。
現状この電子証明書を搭載しているのはマイナンバーカードだけで、普及率が低いため利用場面はまだ多くありません。
多くのオンライン手続きでは、身分証の画像+自撮りによる顔認証が主流です。
※ただ、日本通信SIMの契約では、この電子証明書を使った本人確認が採用されています。
日本通信は国内で唯一の認定電子証明書発行事業者であり、将来的にはこの電子証明書をスマホに搭載することを目指しています。
(この話はシリーズ後半で詳しく触れます)
電子証明はデジタル認証の根幹
デジタル社会では、AIの発達により、顔写真や免許証のような“見た目の証拠”は簡単に偽造できてしまいます。
だからこそ、本人だけが使える“鍵”で本人性を証明する 電子証明書 が必要になります。
電子証明書は”秘密鍵”という外に出ない鍵で動く
電子証明書は
- 秘密鍵(外に出ない鍵)
- 公開鍵(秘密鍵がその人のものだと証明する鍵)
この2種類の”鍵”を使います。
分かりやすいように、この二種類の鍵をハンコで考えてみましょう。
秘密鍵(ハンコ本体)はマイナンバーカードの中に厳重に保管されているので、取り出すことはできません。無理やり取り出そうとすると鍵自体が壊れるよう設計されています。
公開鍵は「この操作は確かに本人の秘密鍵で行われました」と確認するための印影データのようなものです。
ハンコが押してあれば「確かにAさんのハンコだ」「Aさんが意思決定したんだ」と判断されるように、秘密鍵を外に出さずに「確かにAさん」とオンラインで証明できるようになります。
カードの不正利用がほぼ起きない理由
カードには個人情報が入っているわけではなく、入っているのはこの2つの鍵だけ。
秘密鍵は取り出せず、暗証番号がなければ使えません。
オンライン手続きではカード画像+自撮りの顔認証が必須なので、身分証としての不正利用もほぼ不可能です。
ニュースになる不正利用は、カードを身分証として提示した際に、チップを使わず“写真だけを目視で確認した”ケースで起きたヒューマンエラー。
(この場合「なんとなく似てる」、で本人確認が突破される。)
電子証明書を使った不正利用は報告されていません。
カードは電子証明書を保管する専用金庫
マイナンバーカードは、この電子証明書を安全に保管するための専用金庫という感じです。
カードにはもちろん写真や住所が記載されているので、それ自体で個人情報でもありますが、それは免許証やスマホを携帯するのと危険性という部分では変わりありません。
この電子証明書の機能が、将来的にはスマホに統合されるから、
電子証明書をスマホに安全に搭載する仕組み(FpoS)が必要になる
というのが日本通信の今後のヴィジョンなんですね。
つまり、スマホの中に、このマイナンバーカードに使われているような電子証明書の機能の領域を作る。
(スマホは不正アクセスで情報を抜かれるリスクをまだ保護しきれていません。)
そのための最強セキュリティシステムが、日本通信が開発しているFpoSなんですね。
電子証明書がスマホに搭載されると
- 暗証番号が不要になる → スマホに搭載された生体認証だけで本人確認ができる
- カードを持ち歩く必要がなくなる
- 行政・金融・医療がスマホで完結する
こういう未来が待っています。
つまり、電子証明書がスマホに入ると、日本のデジタル社会が一気に進むんです。
ね?マイナンバーカードって、実はすごいシステムを搭載した最先端デジタル機器だったんですよ。
マイナンバーカードが普及しなかったのは政府のプロモーションが下手過ぎたから笑
本来なら最初に
「これからのデジタル社会では電子認証が基盤になります。
そのためにマイナンバー制度と電子証明書を搭載したカードを作ります」
と未来像を示すべきでした。
でも政府が当初プロモーションしていたのは、
「個人番号制度始めるよー!」
「身分証にも使えるカード作るよー!」
「電子証明書もついてるよ(小声)」
何のカードなのか全然わからん。
しかも普及率の悪さに焦ったのか
「健康保険証と合体させるね!」
「追々、免許証とも合体させたい!」
何のカードなのか全っっ然わからん。
カードに統一したいの?
実生活で考えるととても便利な機能
スマホ契約やクレジットカードの対面手続きで「身分証コピーしますね」と言われる場面、ありますよね。
それが、
「店舗に行かなくても、スマホでカードを読み取ればOKですよ」
と言われたら、普通に便利じゃないですか?
病院でもそうです。
保険証を忘れてもスマホは持っていくので、
「スマホをかざせば保険証不要ですよ」
と言われたら、めっちゃ便利じゃないですか?
(マイナ保険証のスマホ提示は、医療機関側で機器が備わっていれば可能です。)
政府がやりたかったデジタル移行って多分こういうことなんですよね。
でも実際は、「カードを作る意味」が理解されないまま制度が始まってしまった。
日本通信の記事をスマホ利用が進んだ “今” 読むと、
「デジタルの本人確認機能がスマホに搭載されたら便利になる」
とわかるんですが、マイナンバー制度が始まった当時は、少なくとも一般ユーザーレベルでは、誰もそんな未来は想像していなかったんですよね。
スマホに搭載する技術がないから、まずはカードで便利さを実感してもらう。
そういう段階的な説明は必要だったと思います。
我が家では必須のカード
我が家では、家族4人ともマイナンバーカードを作っています。
関係機関からマイナンバーの提出を求められた場合は、カードの裏面を見て書き写したり、コピーを提出したりします。
住民票が必要な時は、カードを使ってコンビニで住民票を取得しました(役所より手数料が安い!)
日本通信SIMへの移行に関しては、認定電子証明書発行事業所なので、マイナンバーカードのチップの読み取り方式でデジタル本人確認をすることができ、私はカードの読み取りと暗証番号でSIMの契約をしました。
そう、我が家では必須のカードなんですね。
しかもこれらの手続きは、カードが手元にあったので
ほぼ家で完結したんですよ。
こんなに便利なカードを、しかも将来的にスマホに統合されるかもしれない機能を、利用しない手はないと思いませんか?
未来のデジタル社会は相当便利になっているという期待
まだ行政手続きの多くは、役所に足を運ばないとできません。
カードの更新なども、役所で行います。
そういう面では、行政手続きの全体をオンライン化するのが先だったのでは、と思わないでもないですが笑
それには強力なセキュリティーや、システムが必要になるので、それこそ今後のデジタル改革に期待をしたいと思います。
マイナンバーカードに搭載されている電子証明書の仕組みがスマホに統合される未来は、実はもうすぐそこまで来ています。
ここが実現されると、行政手続きのオンライン化も一気に進むはずです。
その時、
「なんか怖い」という漠然とした不安からアナログ方式を貫くのか。
「まだ使ってないの?」と時代に乗る側に立つのか。
日本通信のnote連載記事を読むと、自分がどちらに立てるのか、少しつかめると思います。
この記事が、そんな人の「なんかちょっとわかったかも…?」に繋がっていれば幸いです。
おまけ|この記事を書いている最中にも流出事件が勃発
実は「マイナンバーの解説記事を書きたいな…」と思ってからもう1年近く経っていたのですが、今回の日本通信のnote連載に背中を押されてようやく書き上げました。
そんな中で、マイナンバー制度に関連する流出事件がまた発生していて、「何してくれとんじゃ…」と肩を落としているところです笑
ただマイナンバーの流出事件は
カードの電子証明書が突破されたわけではなく、行政側が管理している個人情報が外部に漏れた
という事案です。
今回取り上げた電子証明書とはまったく別の話なので、このあたりはまた別の記事で掘り下げたいと思います。
カードの電子証明書は本当に便利な仕組みなのに、流出事件と混同されてネガキャンされてしまう現状は残念ですが…笑
今回の記事では、
● マイナンバーカードにはどんな機能があるのか
● そのカードの技術が、今後スマホに搭載される未来が来ること
この2点をお伝えしました。


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