『Call Me By Your Name(君の名前で僕を呼んで)』で信じられないほど美しい世界を描いたルカ・グァダニーノ監督。
そんなグァダニーノ監督と、ティモシー・シャラメが再びタッグを組んで生まれたのが、信じられないほど残酷で、純粋な『Bones And All(ボーンズ・アンド・オール)』です。
「骨まで食べることで、相手が自分の中で生き続ける」
そんな究極の愛を描いた衝撃作を、オタクが語ります。
『Bones And All』|究極の純愛ホラー
『Bones And All(ボーンズ・アンド・オール)』は2023年に公開された純愛ホラー映画です。
『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督とティモシー・シャラメさんが再びタッグを組みました。
こちらの映画はR18+の年齢制限がついておりますので、視聴の際はご注意ください。
人喰い衝動を抑えられない若者が出会い、お互いの孤独や宿命を受け入れて恋に落ちる物語です。
【監督】
ルカ・グァダニーノ
【キャスト】
●マレン:テイラー・ラッセル
『WAVES/ウェイブス』『ロスト・イン・スペース』など
●リー:ティモシー・シャラメ
『君の名前で僕を呼んで』『ビューティフル・ボーイ』など
●サリー:マーク・ライランス
『ブリッジ・オブ・スパイ』『ウルフ・ホール』など
●ジェイク:マイケル・スタールバーグ
『君の名前で僕を呼んで』『シェイプ・オブ・ウォーター』など
世界観はかなり衝撃的!閲覧注意!
『君の名前で僕を呼んで』と本当に同じ監督なのか目を疑うくらい残酷シーンてんこ盛りの作品です。
君僕でティモシー・シャラメさん演じる主人公エリオの父親役だったマイケル・スタールバーグさんが、今作では何とも恐ろしい放浪人喰いの役で出演されています。
君僕の時には聡明で落ち着いた父親役だったのに、こんなに狂人も演じられるのかと驚きました。
また大ベテランマーク・ライランスさんがえげつない恐ろしさです。
私はあまりのリアルな演技に、若干具合が悪くなりました笑
そのくらい映像から与えられるインパクトが強い作品なので、閲覧注意です。
ティモシー・シャラメの真骨頂
ティモシー・シャラメさんは、『ビューティフル・ボーイ』や『DUNE/デューン 砂の惑星』の経験がしっかりと生かされているのか、反逆者のように生きてきた強烈な個性の青年を見事に演じていらっしゃいます。
視聴後に残るのは恐怖なのか愛なのか
人食い衝動が抑えきれない人を描いているので、恐怖シーンは本当に生々しくて衝撃的ですが、愛情という観点から見るととても美しく見えてくる、強烈なのに純愛が描かれている映画と言えますね。
血肉、そして骨までも喰らうことで、その人の魂まで愛することになる、そんな究極的に偏った愛情表現が、恐怖と共に脳裏に焼き付くように描かれています。
全て見終わった後は、ため息が出るというか、言葉を失う衝撃がありました。
考察|カニバリズムって実は究極の愛情表現?
この作品では、人食い衝動を抑えきれないマレンが、同じように人食い衝動を持ちながら、それを受け入れて生きているリーに惹かれ、自分のルーツを知ろうとするシーンが描かれています。
欲求の発散のように描かれている人食い衝動が、終盤に進むにつれ執着と、愛情表現へと変貌していく様子は、見ていて戦慄しますね。
カニバリズムと言えば、私は『ハンニバル』のレクター博士を思い出すんですが笑
最近は『チェンソーマン』『ガンニバル』なんかでも、人食いのテーマが描かれていたりしますね。
愛する人が、いつか朽ち果ててくのであれば、食べてしまえばいい。
そんな感情を、リアルでも持つことはあるのか。
なんだかそんなことを考えてしまった映画でした。
おまけ|オタクとしてはキュートアグレッション止まり
カニバリズムはだいぶホラー的な表現ですが、オタクとしてはキュートアグレッションが萌えます笑
キュートアグレッションとは、相手のことを可愛いと思う感情が高ぶって、ちょっとつねったり強めに抱きしめてしまったり、衝動的にちょっとだけ痛いことをしてしまうみたいなやつです。
「好きな子をいじめてしまう」みたいなのも、キュートアグレッションに含まれますね。
ですが、好きな子をいじめてしまうあれは、男子の加減が効かないせいで、女子にトラウマを植え付けがちです笑
キュートアグレッションは、概ねお互い想い合っている場合に成立していることが多いので、見ていて萌えるんですよ…(オタク)
私もよく子どもたちの可愛さに、衝動的にほっぺをむにっとしてしまったり、ほっぺをはむはむしてしまうことがあります…笑
子どもたちはきゃっきゃと喜んでいるので、トラウマにならない程度に、愛情を伝えられたらいいなと思うのでした…笑


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