オタクが語るデンゼル・ワシントンの魅力

05 ニッチなオタク記事

映画を見ていると、心をつかまれる俳優さんに出会うことがあります。

その中でも、私が昔からずっと大好きなのがデンゼル・ワシントンさん。
今回は、彼の魅力とともに、特におすすめしたい出演作をご紹介します。

デンゼル・ワシントンとは

デンゼル・ワシントンさんは、俳優歴・受賞歴ともに華々しく、アメリカを代表する名優です。
60代になった今も、年齢を感じさせない存在感で幅広い役柄を演じ続けています。

黒人俳優としての壁を越えてきたキャリア

アメリカ映画界では、黒人俳優が長年ステレオタイプな役に押し込まれてきた歴史があります。
早口でコミカルな役や、知能の低い悪党役など、偏ったキャスティングが当たり前でした。

そんな中、デンゼルさんは敬愛するシドニー・ポワチエさん(黒人として初のアカデミー主演男優賞受賞者)の助言を受け、「黒人らしい役」ではなく “自分が良いと思える役” を選び続けたそうです。

その結果、演技力で地位を確立し、知的な役から悪役、コメディまで幅広く演じる名俳優となりました。

デンゼルの演技の魅力

デンゼルさんの演技を見ていると、独特な”間”があります。
その間が怒りにも悲しみにも見える、繊細な表現が本当に魅力的。

身長185cmの体格を生かしたバスケットボールのシーンも自然で迫力があり、ラップやダンスのアドリブが入ることもあって、思わず「今のアドリブかな?」と感じる瞬間もあります。
ラブロマンス作品は多くありませんが、ハンサムな方なので、恋人役とのシーンはとても素敵に見えます。ことが多いです。

人柄とプロ意識

長年第一線で活躍しながら、目立ったスキャンダルがないのもデンゼルさんの魅力。
(以前語ったマット・デイモンさんと同じですね♪)
俳優という仕事に真摯に向き合っている印象があります。

監督や脚本に挑戦することもあり、聡明で多才な一面も感じられます。

おすすめの映画

ここからは、私が特に好きなデンゼル・ワシントンさんの出演作をご紹介します。
どれも彼の魅力がしっかり伝わる作品ばかりなので、気になるものがあればぜひチェックしてみてください♪

『ペリカン文書』|ジュリア・ロバーツとの共演

『ペリカン文書(原題:ThePelicanBrief)』(1993)は、ジョン・グリシャム原作の法廷サスペンス。

ワシントンD.C.で最高裁判事が2人も殺害される事件が発生。ロー・スクールの生徒だったダービーはこの事件についてある仮設を立てる。その仮説は「ペリカン文書」という名前がつき、事件の捜査の参考資料に使われた。しかしペリカン文書に関わった人物や、ダービー本人の命が狙われ始め、仮説が現実味を帯び始める。別件で事件を調べていた敏腕記者グランサムは、ペリカン文書の存在にたどり着き、ダービーと接触を図る。

一学生が考えた仮説がどんどん現実味を増していく過程や、ダービーの命が狙われ追い詰められていくシーンが本当にドキドキします。

そしてジュリア・ロバーツさんの美しさが際立ちますね。
原作者のジョン・グリシャムさんはジュリア・ロバーツさんをイメージしてダービーを描いたという小話もあって、ダービーがはまり役です。

デンゼル・ワシントンは、頭の切れる新聞記者役を熱演。
実際に大学でジャーナリズムを学んだ経験もあり、取材シーンの説得力が抜群です。
知的で落ち着いたデンゼルの魅力がしっかり味わえる一本。

『フィラデルフィア』|トム・ハンクスとの共演

『フィラデルフィア』(1993)は、トム・ハンクスデンゼル・ワシントンの豪華ダブル主演作。

ペンシルベニア州フィラデルフィア市の大規模法律事務所に勤めるベケットは、同性愛者でありエイズ患者であることを隠して生活していた。しかしある時、ベケットは法律事務所を解雇されてしまう。ベケットは、自身のエイズが原因で不当解雇されたことを確信し、事務所を相手取り訴訟を提起することを決意する。同性愛者を嫌悪しエイズ感染を恐れる弁護士のミラーは、次第にベケットが置かれている不当な状況を理解し始める。

同性愛者でエイズ患者の弁護士ベケットを演じたトム・ハンクスの演技は圧巻で、差別や病気の進行を描くシーンは胸が締めつけられます。

デンゼルは、当初は偏見を持ちながらも、ベケットの置かれた理不尽さを知ることで心を開いていく弁護士ミラー役。
陪審員の心証を変えるために、あえて厳しい質問を投げかけるシーンなど、リアルな法廷ドラマとしての説得力がすごいです。

現代にも通じる差別問題を描いた、涙なしでは見られない名作。

『ザ・ハリケーン』|実在の人物を熱演

『ザ・ハリケーン』(1999)は、黒人差別によって冤罪をかけられた実在のプロボクサー、ルービン・“ハリケーン”・カーターの半生を描いた作品です。

1966年、ボクシングチャンピオンのルービン・カーターは、3人の白人を銃殺したとして逮捕された。凶器は発見されておらず、証言者の信用にも疑問が持たれていたが、黒人差別が横行する中、陪審員が全員白人という状況で裁判が進行し、カーターは終身刑となる。カーターがいかにして「ハリケーン」の異名を持つボクシングチャンピオンになったのか、なぜ冤罪で収監されることになったのか。カーターは再び自由を勝ち取るために立ち上がる。

デンゼル・ワシントンは、鍛え抜かれた身体と圧倒的な存在感でカーターを熱演。
ボクサーとしての身体能力だけでなく、理不尽な差別と闘い続ける精神力まで丁寧に表現しています。

実話をもとにした映画は面白いものが多いですが、この作品は“面白い”だけでは終わらず、黒人差別の歴史や司法の不公平さを深く考えさせられる一本。
デンゼルの演技力が心に刺さる、重厚なヒューマンドラマです。

『トレーニング・デイ』|悪役の真骨頂

『トレーニング・デイ』(2001)は、デンゼル・ワシントンがアカデミー賞主演男優賞を受賞した代表作。

Warner Bros.Entertainment

警官だったジェイクは念願かなって刑事に昇進、麻薬取締課に配属されて、意気揚々と初出勤の朝を迎えた。しかし、ジェイクの指導教官アロンゾはギャングの金を盗み出し、マフィアを殺して逃げ回る悪徳刑事だった。ジェイクの弱みを握りギャング殺しの罪を着せて、マフィアの追跡をジェイクに向けるアロンゾ。ジェイクの過酷な「訓練日(トレーニング・デイ)」が始まる。

●監督:アントワーン・フークア
 『ザ・シューター/極大射程』『イコライザー』シリーズなど
●脚本:デヴィッド・エアー
 『エンド・オブ・ウォッチ』『スーサイド・スクワット』など

●アロンゾ:デンゼル・ワシントン
●ジェイク:イーサン・ホーク
 『ハムレット』『ビフォア』シリーズ、『6才のボクが、大人になるまで。』など
●ロジャー:スコット・グレン
 『バックドラフト』『バーティカル・リミット』『ボーン』シリーズなど
●ブルー:スヌープ・ドッグ
 ラッパーとして活躍されていますね♪意外と映画に出演されているんですよ~♪
●ロシアンマフィア:デヴィッド・エアー
 脚本を担当された方が出演されています♪

れまで硬派で誠実な役が多かった彼が、一転して“極悪人”の麻薬捜査官アロンゾを演じたことで大きな話題になりました。

髭を蓄え、鋭い眼光で新人刑事を追い詰めていく姿は本当に恐ろしく、「ここまで悪役に振り切れるのか…!」と圧倒されます。
悪役を“真面目に”演じ切るデンゼルの凄みが存分に味わえる作品です。

撮影は実際のギャングの協力を得て行われ、縄張りでのロケも多かったため、映像の迫力と臨場感が段違い。
デンゼルの演技力が極限まで発揮された一本です。

『マイ・ボディガード』『イコライザー』シリーズはまた別で…笑

デンゼル・ワシントンさんの作品は、今回ご紹介した4本だけでは語り尽くせません。 特に『マイ・ボディガード』と『イコライザー』シリーズは、デンゼルさんの魅力が爆発している“外せない”作品。

ただ、この2作は語り始めると長くなりすぎるので…
他のおすすめ作品とともに、別記事でじっくり語らせてくださいね。
準備中なので、少しだけお待ちください♪

まだまだ活躍が期待されるデンゼル・ワシントン

ここまで、デンゼル・ワシントンさんの魅力とおすすめ作品をご紹介してきましたが、正直どの作品もハズレなしです。
デンゼルさんが出演しているだけで「面白い」が確定してしまうほど、名作揃いなんですよね笑

最近は監督としての活動も増えていて、俳優としても製作陣としても、まだまだ活躍が期待される存在です。
個人的には、また“悪のボス”“ダークサイドのデンゼル”を見たい気持ちもあります笑

今後も新作や過去作を含めて、デンゼル・ワシントンさんのおすすめ映画を随時紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね♪

おまけ|アジア人俳優の活躍も期待♪

ここ最近は映画業界でも差別撤廃の動きが見られますが、まだまだ黒人差別と同様にアジア人への偏見もまだまだ残っているなと感じます。
日本人の英語力や文化的な壁を考えると、なかなかハリウッド進出は難しいのかもしれませんが、ぜひ渡辺謙さんに続くような、若手の俳優さんでハリウッド映画に進出される方がいるといいなと密かに期待を持っています。
アジア系の映画スターの中では、ルーシー・リューさんドニー・イェンさんベネディクト・ウォンさんなどが好きです。
アジア系の俳優さんたちの活躍にも注目しながら、これからも映画を見ていきたいなと思いました~♪

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